株は引き際が1番大切

株を保有するにあたり、一番大切なことはその引き際と言われています。株が値上がりした場合、どこかで利益を確定させる必要があります。人間の心理として、1円でも高い値で売りたいと考えますが、その気持ちが強すぎると売るタイミングを逸してしまい、結果として多少損をした状態で売ることになってしまいます。値下がりしている状態でも同じことが言えます。いつかは上がるだろうという意識が強すぎると、ここが底値だと信じ込み、売るタイミングを間違えてうまく損切りをすることができず、大損をしてしまいます。そのため、株は引き際が大変重要で、それを間違うとうまく利益を確定させることができなかったり、損切りを失敗してしまったりすることがあります。

引き際という意味では、特定の分野での取引を辞めるということも言えます。時代によっては、この分野の株はとても強い、もしくは好調であるというものが登場します。2000年代のIT企業の好調ぶりなどが一例です。しかし、どの分野であっても高度成長は止まり、安定成長、もしくは斜陽になることがあります。どこでそれを見限るかというのもまた、株をやる上ではとても重要です。

引き際に強いかどうか、それを分けるものは知識と経験です。きっと上がるだろう、下がるだろうという判断は希望的観測であることが多く、根拠もあいまいであることが多々あります。確かな知識、そして経験があれば、なぜ上がると判断したか、下がるという確信を持ったかが説明できます。そうした説明ができず、きっと上がるだろう、下がるだろうで判断するのは危険であり、引き際の弱さを自覚することが求められます。痛い目を見るのも経験にはなりますが、ちゃんとした根拠をもって株取引するためにも、引き際について考えることが大切です。